こいのぼりは色と大きさによって意味が異なります。真鯉は黒く、父親を意味します。緋鯉赤く母親の意味です。家族はこどもが誕生すると男の子なら黒い鯉を女の子なら他の色の鯉を贈り物とし、5月になるとそれらを青空に泳がせます。中には真っ赤な丸々と肥った男の子が鯉の背中に乗った絵が描かれているのもあります。この子は金太郎『金の子ども』と呼ばれ、伝説の中では山姥の息子として生まれ、足柄山の雷様の斧をふりまわし、熊と遊ぶ溌剌元気な子。負け知らずで怖がらず、逆境にもめげない「金太郎」は幸せな笑いにあふれた、こどものヒーローなのです。
子供の日を語るときに行き着くこの「勇敢」というテーマは江戸時代に普及した解釈によるものです。一番古い解釈は6世紀の推古天皇の時代に遡ります。この時代は5月5日は月暦の夏至で12歳で戦いに行く少年たちを「侍」の儀式をもって祝ったものでした。儀式では刀と甲冑をつけて、その日から幼名とはちがった成人名が与えられました。
鯉に加えて、こどもの日のもうひとつのシンボルは特に男の子のための端午の節句で使われる菖蒲です。葉っぱが刀の形をしている事から邪気を取り払い、病を癒す力のあるものとして敬われたのです。 |